どうもマエソンです。
さて!今回紹介するのは、スクリュードライバーといわれる、「おもに石膏ボードにつかうドライバー電動工具」です。
このスクリュードライバーは他の電動工具とは、どんな違いがあるのか図鑑を広げていきましょう。
スクリュードライバー?
本当にややこしい名前ですね、おいしそうなイメージがついても仕方ありません
しかし、内装のボードをはる作業では、かかせない電動工具になっています。
スクリュードライバーというのはこんなカタチになってる
「どう使うの?」「なんだこのカタチは!?」そんな声が聞こえて来ても仕方がありません。
かくいう自分も、親方からスクリューを渡されたときはさっぱりでしたので・・・
そのときに「絶対に落とすなよ!絶対に!」と強く言われたのですが、結局のところ7m下まで落下させてしまい壊してしまいました。
もちろん次は、自腹を切ってのマイスクリューでした!(見習いのときは給料低いからキツイんです)
内装というと、部屋の天井の高さ(約2.4m)のイメージがつくと思いますが「工場」「倉庫」「式場」「映画館」となると7mなんていうのは低い方です。
では話はもどりまして、スクリュードライバーはおもに石膏ボードにつかう工具と説明したのですが、他にもいろいろなところでつかいます。
白いブツブツ模様の天井(ジプトーン)はスクリューをつかう
※(白いブツブツ模様(トラバーチン)の石膏ボード)
コンビニや病院、トイレといった色んなところの天井にはジプトーン(吉野石膏)とよばれる天井材がつかわれています。
この白い天井ジプトーンをはるために使われている工具がスクリュードライバーになります。
スクリュードライバーをみたことはなくても、目に見える身近な存在となりますね。
自分は、あの天井を見て夕焼けをバックに飛んでいるカモメにしか見えませんでした・・・
ただ・・・内装ボード工にとってジプトーンをはることは1人前の証でもあり、ある意味ステータスでもあります。
では、なぜスクリュードライバーじゃないといけないのでしょう?それを詳しく説明していきます。
なぜ専用のスクリュードライバーが必要なのか
スクリュードライバーの先端はこのようになっており、スクリュードライバーはスイッチを押しても先端は回りません。
ですが押し込むことで回ります。
石膏ボードをとめる
スイッチを押しているときは、キュィーーーンと高音の回転音が響き渡ります。
このように、石膏ボードを壁にビスでとめるときは、このように押してとめます
そして先端は奥までビスが入り込まないよう表面上で止めることができる
最適な位置の表面でとめなければ、クロス屋さんがパテ処理をする段階で困ることになります。
余計なパテを使ったり、ビス頭が出ているとクレームをくらってしまい、この工程をうまくしないと壁紙に丸い模様が浮かび上がってきます
スクリュードライバーがつかわれる特徴
何十枚単位となってくると1日にできる作業量が変わってくるため専用のドライバーが必要になってきます。
なのでスクリュードライバーとは、ボードにビスを高速連続でとめるための電動工具といってもいいでしょう。
しかし大工さんはビスがロール状になったエア釘打ち機を使用します。
大工さんは住宅のため場所を頻繁に移動する必要がなく、建設現場となると範囲が広いため、空気をためるコンプレッサーを持ち運びながら移動するのは効率が悪く
持ち運びが簡単な、スクリュードライバーが多く使われることになりました。
ビス返しという技量がないと、スクリューの真の力は発揮されない
ビス返しとは…
ビスを手のひらでたくさん持ちつつ、指先にビスを1本移動させて、さらにプラスと先端の位置を変えるというテクニックです。
なのでビス返しがうまい人はエア釘打ち機より、スクリュードライバーを使った方が早くなることがある。
またビスは職人が負担という背景からも安価なロール式でないビスが好まれるのも事実
オススメのスクリュードライバー
日立W4SE
これは2018年に新しくなった日立最新型のスクリュードライバーです
小型軽量化と回転数を上げた最新モデルです
(日立はボード用ドライバとなっていますが、スクリューで通っています)
あと私の住んでいる地域では、コード式の場合は断然、日立派が多かったです
どこまで小型化されていくんだと思います
オニャカタ
肩に担いでまでも使いたいスクリューがここまで小型化されるなんて
マキタバッテリー式
現場は入り乱れているため、コードの位置が邪魔にならないように気配りする必要がなく
取り回しも楽で、騒音もコード式より少し静かです
ほとんどは電源を確保できていない現場などで使われます
インパクト&ドリルドライバーで代用することはできないの?
ビスアジャスターというアクセサリーを使えば代用が可能です
ネジ打ち込みの調整も可能で、DIYや日曜大工での内装ボード張りや合板張りなどに使用
また他にも
「浅かった!締め直さないと!」とか、
「深くねじ込みすぎた!」といった失敗もなく、
ひたすらねじ込むだけになり他の作業でも効率的に作業をすることができます
ただ調整位置がかわるなどあるので、あくまで補助アクセサリーとして使うのがベストだと思います