建築現場などでは、必須ともいえるのが腰袋
その多くは、持ち場(作業スペース)を作ってからその場所に工具など準備しますが、
持ち場から離れたところでの作業の時に工具を取りに行って戻ってではとても時間がかかってしまいます。
そこで腰回りに道具を収納して「パッ」と取り出せる時間短縮のマストアイムといえるのが腰袋です。
腰袋と言ってもいろいろあり、組み合わせ次第では世界に1つしかない自分だけの腰袋も作れてしまいます。
・この工具はこの位置にあったほうが取りやすい
・ビスはそんなに多く使わないから小型ポケットに収納する
・使うことが多い工具は手前に配置する
・防水タイプや汗をよくかくので通気性のいいもの
持ち場に戻らなくても、腰袋で完結するほど収納することもできるなど無限大です。
ですがその分、重くなるため体力を消費してしまう、腰痛や肩こりの原因になってしまうなど
しかし持ち場に戻らなくていいのは、移動時間を短縮できるのでどちらをとるか自分だけの作り方が必要と言えます。
もちろんDIY日曜大工でも、限られた休日の中で作業効率がアップすることは間違いなく
小さなコンパクトタイプの腰袋でもそれはおおいに発揮することができます。
また腰袋は工具を取りだせるということがメリットではありません。
腰袋にはまだメリットがあるの!?
その1どこに工具を入れてあるか見なくても取れること
何を言ってるの?当たり前でしょと思うかもしれないのですが、意外と忘れがちになることでもあります。
また腰袋をただ収納するだけということで考えるとそれはあまりにも勿体ないことで
「パッ」と取り出すはいいものの、戻すところを決めてないことで「どこにいれたっけ」と手探りが始まってしまいます。
なのでおおよそ、この工具はここに入れておくなど、配置を決めることで見なくても取り出せる
目を離すことなく作業を続けられるメリットがあります。
その2収納すれば探す手間は無くなる
よくありがちなのが自分の作業スペースなのに、どこに工具を置いたか忘れてしまい探し始めることです。
これは腰袋に収納して配置を覚えていれば問題は無いのですが、
取り出したはいいものの、作業スペースに腰袋から取り出した工具を置きっぱなしにすることで
「あれどこにいった?」と頭の中では腰袋にいれたと思っているので、余計に時間がかかってしまいます。
よく使う 「メイン工具は取りだしたら収納するクセをつけておく」 のはこういった探す手間がなくなるというメリットもあります。
DIY日曜大工でも、例えばクロス(壁紙貼り)などで見てみるとこんなに収納できる!
クロス貼りなどではローラー、スポンジ、カッターなど道具をたくさん使います。
脚立を使用する時間が多くなるので、道具を取りに昇り降りでは時間も労力も手間です。
たくさんある道具も1つにまとめることができます
腰袋の種類
腰袋の大きさ
腰袋にはおもに2サイズでわけることができ、その2つはウエストバックとネイルバックです。
ウエストバック
ウエストバックはコンパクト軽量が持ち味で、手を深くまで入れなくても工具を取りだしやすいメリットがあります。
ネイルバック(ここでいうネイルは釘の意味)
ネイルバックは釘やビス、大型工具など多く入れることができますが、その反面歩きにくいというデメリットがあります。
というのも、どうしても腰から下までの長さがあるので歩くたびに、腰袋が上下に動きストレスになります。
ネイルバックは玄人向けの腰袋ともいえます。
この2つから、オススメするのはウエストバックになるのですが、ウエストバックでも大きいものがあり
取り出しにくい、歩くときに腰袋が上下に動くなどがネイルバックと同じデメリットがあるので注意です。
写真でも、ベルトにつけるベルトホルダーの位置でどれくらいのサイズなのかおおまかに判断できます。
腰袋の補助道具たち
その1 ワンタッチベルト
直接ズボンのベルトに、腰袋をつけているのでは手間がかかります。
そこで、腰袋をすぐに外せるワンタッチ式のベルトと組み合わせるのが基本になるのですが、
このワンタッチのデメリットは安物を買うと、ツメ先が折れてしまいまた買い直すことになることがでてきてしまいます。
経験上オススメするベルトはこれです。
クイックベルト
その2 工具ホルダー
カッターやプラスドライバーなど、腰袋では入りきらない、手前に配置したいなどの時に工具ホルダーを使います。
ホルダーと言っても種類は豊富にあり、丸型ポケットホルダーや、インパクトドライバーを専用金具でとめるホルダーなど
このホルダーだから、この使い方をしないといけないというわけでもないので、例えでいうと・・・
ペンチ入れだろうとビス入れとして使ってます
自分の使いやすいように、選ぶのも腰袋の面白さの1つです。
その3 腰袋ベルトサポーター(腰回りの負担を軽減する)
工具の量も増えてくると重くなり、細いベルトだけでは少し痛くなってきたりするので
クッションの入ったサポーターをベルトにつけ加えるかたちで取り付けます。
腰袋と補助具を組み合わせていくとこういうカタチになります
このように腰袋自体の種類や腰回りにつけるホルダーなど種類は多く
組み合わせでは、自分が使いやすいまたデザイン重視などいろいろなカタチにかわることができます。
この記事で使われた腰袋アイテム
ウエストバック
丸型ホルダー
丸型ホルダーは放り投げるように、手がすっぽり入ったり、広いため取り出しやすいなど
とても使いやすいホルダーです。
釘入れではなく、使用頻度の多いコンベックスメジャー入れに使っています。
キティバックなんかもあります。