大工さんがよく使うペケ作業台を作ろう!DIYやキャンプにも

 

 

合板を2枚クロスさせて台を置けば作業台へと変貌するペケ台(英語圏ではクロスレグ)

収納性バッチリで場所を取らないので、DIYでお金をかけたくないならオススメします。

DIYじゃなくてもBBQや釣りとかにも使えます。

それと応用すれば色々な物が作れますので下記でご紹介します。

ここではペケ台をわかりやすく作れるように書いてあるので是非参考にしてください。

 

 

 

ペケ台で使用する材料と道具

 

材料と道具

  1. 合板(約1800mm×約900mm)
  2. メジャー
  3. のこぎり
  4. 丸ノコ
  5. エルアングルガイド(丸ノコの定規)
  6. のみorインパクトビット(穴を開ける)

 

 

 

ホームセンターで選ぶ合板

 

 

 

 

 

 

 

 

今回使用してる合板はファルカタ合板になります。

針葉樹合板(ホームセンターによって名前が違う構造用合板、ラーチ合板)は強度がさらに上がるので、重たいものをのせて作業する場合はそちらをオススメします。

合板の種類をわかりやすくカンタンにまとめた記事があります。

 

 

 

ペケ台を作ろう!

 

簡単な図面

高さは700mmになります。

これは自分に合ったお好みの高さで決めるのもアリですね

最大900mmまで行けます!が作業するにはかなり高いので注意です。

真ん中は捨てることになりますが、これは上端の直角を正確に残したいのでこういう図面になりました。

 

 

 

板厚を確認しよう

 

 

ちょっと膨らんでるように見えますが、11mmになります。

 

 

注意

1mmほど大きくするとスムーズに出し入れできます。

板厚11mmなら穴は12mmになります。

 

ピッタリの穴にすると、抜くのが大変だから気をつけるのだ!

オニャカタ

 

発泡スチロール系を下にひく

 

下に置く材料は断熱材を使用します。

これだけ広いと安定して材料を切ることができるのでオススメです。

金額も合板とかわらないのと、これから丸ノコを使う時には受け材の位置を変えなくて済むので

時短にもなりますね(受け材による丸ノコのキックバックもそんなに考えなくて良いのも楽)

 

 

 

 

合板をカットしよう

 

 

丸ノコで板を正確にカットするには、丸ノコ定規(エルアングルガイド)が必要です。

 

 

 

カットしたらこんな感じ

 

 

青ペンでわかりやすくするために書いてみました。

 

 

 

2枚重ねて一気にカット!!

 

 

これは時間短縮ですね

 

 

クランプでガッチリ固定。これでほぼ、ずれません

 

 

 

残りはノコギリでカットして次はノミを使いますよ

 

 

 

 

 

線より気持ち少しだけ深めに取る!

 

 

 

のみがない時は、インパクトでドリルを使用して穴をあけましょう。

ドリルで穴が深くなっても、合板が水平を保とうと前後するので、多少の失敗は大丈夫です!

 

 

 

組み合わせてみよう!

 

 

これでほぼ完成と言ってもいいでしょう。

 

この組み合わせで抜きにくかったら穴幅を広げたり、あまりに上が水平にならない場合は穴の深さを調整します。

 

手直しと確認タイムですね

 

 

下端を加工しよう

 

 

地面が水平とは限りません。

下端は直角なままですので、少し空間を開けましょう

地面の接地面が減るので水平になりやすくなります

 

寸法はこのように決めました!

下端カットはお好みでも大丈夫です

 

 

 

ここでも丸ノコで2枚重ねカット!!

 

 

左手は線を微調整するために前においてます。

ノコ刃に近く危険ですので、注意が必要

丸ノコを線通り水平入ったら、左手は後ろへ

 

 

 

左手はモーター部分を持つと安定します

(ガイドを使わずに切るって妙に楽しかったりする)

 

 

もう一つのやりかたが

 

ドリルで穴を開けて、ジグソーでカットするやりかたもあります

・ジグソーとは、丸く切っちゃう曲線切り電動工具

 

 

丸ノコでは届かないところを手ノコでカット

 

 

 

クルッと回して

 

 

 

 

完成でございます

 

 

 

これでペケ台としての機能はバッチリなのですが

 

軽量化、持ち運びやすいように中をくり抜いていきます

 

 

 

 

 

もう少し加工してみよう!

 

四角に切り抜くことにしました

 

 

 

四角形の墨付けが終わったら丸ノコで切れ目を入れていきます

 

真上からカットするやり方が多くなるので、注意して丸ノコを扱いましょう

 

このあたりで休憩するのもアリ

 

 

 

 

 

 

4か所、端をカットしたらペケ合板を回すようにのこぎりの引き方を変えずに切っていきます

 

 

 

 

生活感丸出しですが背景はスルーしてください…汗

見た目も引き締まっていい感じです。

 

 

 

穴があることで持ち運びやすくなる

 

 

肩にかければ持ち運びがさらに楽に!

そして軽量化もバッチリ!!

腰に優しい… そんな思いやりのための加工だったのです

もう1組同じように作れば

2組使うことで安定感も増しますし、作業場が広くなってとても使いやすいです

 

 

 

 

 

 

作るのも手間がかかるな・・・と思った時は作業馬(ソーホース)を買う選択肢があります

・ブラックアンドデッカーソーホースを使用した感想

 

 

作業台を作りたいだけで、工具は持ってないんだ・・・安くおさめることはできないのか

 

 

そういったときはブラックアンドデッカーマルチエボを選ぶと費用を抑えることができます。

マルノコ、インパクトまた他の工具もついてきて約2万円ほどです。

 

ラーチ合板(針葉樹構造用合板)となるととても固く切ることが難しい場合があります。

しかしマルチエボにはバッテリータイプのほかにコードタイプも別売りであります。

このコードタイプを使えば、直接電源を取ってる分パワーが増すので、難なく切ることが可能です。

 

 

インパクトドリルビットで穴開けをすれば、のみを買う必要もありません。

ドリルの直径もほしい厚さ分1本買えば事足りますが、セット売りの方がトータルで安くなることも

 

 

 

 

 

 

 

 

ペケ台を応用すればテーブルなども作ることが出来ます。

 

 

 

こんな開け方もあり!?

 

 

自分の好きな模様で穴をくりぬいたり、オリジナルのペケ台を作るのもありです。