こんなにカンタン!?石膏ボードの切り方をわかりやすく説明

どうも!元石膏ボード屋をやっていたマエソンが教える石膏ボードの切り方講座です。

石膏ボードは加工が簡単ですが、いったいどう切っていくのかを説明します。

まずは石膏ボードを切るために作業台を用意する

※(写真はペケ台と呼ばれるもの)

石膏ボードを切るには、大きめの作業台が必要になってきます。

ホームセンターなどで売られている石膏ボードの大きさは3x6サイズで、これは3尺×6尺(約180cmと90cmの大きさ)

で通称「サブロク板」と呼ばれています。

180cmと90cmの大きさなので、そんなデカイ作業台ないよ!となりますが、オススメの作業台があります。

オススメする作業台

一番オススメするのは、大工さんがよく使うペケ台なのですが、これは売られてないことが多いので、自作することになり少し面倒なこともあります。

作られたもので、オススメするのはブラックアンドデッカーの作業馬と呼ばれるものです。

なので、自作オッケーというときは、ペケ台となりますね。

それぞれ詳しく説明してある記事があるので、是非参考にしてくださいね。

そして次は

・・・

作業台の上に置いたら、石膏ボードを切ることができます!

※(写真はわかりやすくとっているので、カット時は四方グルグル回れるよう360度広めに空間を取りましょう)

作業台の上に置かなくても、石膏ボードを切ることはできます。

が!・・・・腰を痛めたり、石膏ボードの上に膝をつけて乗ったりと何かと不便ですので作業台は準備しましょう。

オニャカタ
オニャカタ

石膏ボードの上に乗るのは基本的にはダメなことだ!というのも石膏ボードがへこむことによってクロス壁紙に浮き上がりや沈みがでてきたり、綺麗に切れなくなったりとちょっとしたことがあとで大きくズレてくることになるから絶対に避けるべきなのだ!

石膏ボードの切り方

石膏ボードカットで必要なモノ

カッター

メジャー

石膏ボード用ヤスリ

長いカッター用定規

メジャーで印をつけるところから始まりますが、石膏ボードの短い方の900mmは印を2つつける。

長い方の1800mmは3つつければOKです。

そこから定規を使ってカッターで切れ目を入れていく

正しくは、長尺定規(長い定規)を使用しますが、日曜大工DIYとなると石膏ボードを切るために長尺定規を買うのはコスパが悪いので、こちらのエルアングル定規を使用しました。

(あくまで定規として使用、エルアングルのLは使わず、点付けのところに合わせて使用)

長尺定規

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もし長尺定規を使うのであれば、オススメするのはカッターをガードするものがついたのがオススメです。

というのも定規で切っていくときに、ズレてしまい指を切ってしまう恐れがあるからです。

カッターと言えど、切れ味は鋭いものなので用心しなければなりません。

カッターで切れ目を入れていく時の注意点

チェック

・力を入れすぎると定規が動きズレてしまうことがある。

・そんなに力を入れなくても1回ほど切れ目を入れることで簡単に折ることができる。

・切れ目を入れたら素直にその切れ目通りに折ることができる。

オニャカタ
オニャカタ

カッターの切れ味も重要だぞ!切れないと感じたらすぐに替刃に交換するのだ!

オススメするカッター

うしろのツメがついたカッターは、石膏ボード同士の入隅(部屋の隅っこの壁ぎわ)のボードのヤスリ後の紙をスッと入れることができるのでオススメです。

切れ目を入れたら、石膏ボードを手前に持っていき…

切れ目が、出るくらいまで手前にもっていきます。

しかし!このときに下の石膏ボードの紙が破けてしまうことがあるので、なるべく平行にスーっと引くことが大事です。

こればっかりは経験してみないとわからないことなので、破いたときにわかる感覚ですね。

紙が丸まって破ける感じです・・・・うん難しい表現ですね・・・

ではお次は!

ちょっとボードを浮かして、下げればポキッと折れます。

オニャカタ
オニャカタ

カッターの線通りに折れるから切れ味の悪い刃で切りこみをいれると失敗しやすいから注意だぞ!

裏返しにして、カッターで切れ目を入れていく

これは大きめのボードカットをしてるので、面積が小さければ裏返しにしなくても、逆V字になるよう拳握りで裏面を少し叩いて持ち上げて

カッターを裏面にまわして切れ目を入れることで折ることができます。

これで石膏ボードを切ることができましたが、ここからまた作業があります。

切ったボードの裏紙をカッターでとっていく

カッターの刃を少し出して、裏紙をとっていくことにより、表面を隙間なくおさめることができます。

裏カッター作業です。

パッと見簡単そうに見えますがですが、慣れるまではちょっと時間がかかります。

どうしてもうまくできない難しいと思ったときは

面取りかんな

石膏ボードで面取りかんなを使用するときは、表面がV字型ではない石膏ボードを使用したときで

2枚合わせた時にV字型にすることで、パテ処理をスムーズに行うことができます。

あくまで奥の手です。

裏カッター(裏面紙取り)が終わったらヤスっていきます。

コツとしては、裏面の方をゴシゴシと削っていき、最後に表面のほうをヤスリすぎないように優しく削っていきます。

石膏ボードヤスリの選び方

最もオススメする石膏ボードヤスリ

このボードヤスリは片方が荒く、もう片方が細目になっており

ガサガサと荒く削るときと、仕上げに整えるときは細目を交互に使い分けることで、綺麗な仕上がりができます。

少し重みがある分安定してヤスることができ、細目で力を入れても削りすぎないので力加減も気をはることなく使用できるのでオススメです。

メントリーポケット

このヤスリは値段が安くリーズナブルで軽いのですが、荒く削ることしかできないため

自分で力加減を調整しないと、削りすぎてしまいます。

値段も安いので、ちょっとしたDIYや日曜大工にはもってこいですが、長く使いたいのであれば上のものをオススメします。

というのも、ボードヤスリ自体サビやすいのですがマメに石膏などを落としてやらないとコーティングを通り越してすぐにサビてしまいます。

切り方といっても、すべてが直角ではないためこういった切り方もでてきます。

凹凸があるところや、梁がでているところといった場合の切り方を説明します。

書いた線には、必ずカッターで切れ目を入れておく

そこから、ノコギリで短い方に切れ目を入れます。

というのも長ければ切る時間も増えて、失敗する確率が上がるっていうそんな小さいことにはなってきますが、手間短縮です。

あとは今までと同じように折る

裏にカッターを入れて、ヤスって完成です。

石膏ボードの切り方のコツ

その1 必ず長尺(約1820mm)か短尺(約910mm)どちらかは残すように切っていく

自分で切ったものと、機械でカットされた石膏ボードの正確さでは、やはり機械のほうが正確であり

自分で切ったところにメジャーを当てるとなると、そこが正確な直角なのか?絶対なのか?といったことがでてきます。

なので端のどちらかを残すことで、メジャーを当てても正確に切っていくことができます。

その2 ボードを長時間置くときは、立てない

1日立てて置いてみるとすごくわかりやすいのですが、必ず反った状態になります。

こうなると反りクセを覚えた石膏ボードは色々と作業がしづらくなるので、長時間置くときは寝かせて置くのがベストです。