自転車小屋の骨組みを単管パイプで外壁は角波、屋根はカラートタン波板を使用しました。
完成した単管パイプ自転車小屋がこれ

DIYした自転車小屋の中はこんな感じ


入口は扉やシャッターなどもつけずに開口したままにしました。
これの一番の理由は費用がかかることと、自転車をすぐに出し入れしたいこの2つです。
スズメが入りこんで来たら、ネット網でも取り付ける予定でいます。
(今のところ大丈夫そうだがいずれは絶対くる)
単管パイプの骨組み

3m×3mの土間コンクリートの上に簡単パイプを組みつけました。
何もないコンクリートの上での3mx3mは小さく感じますが、壁や屋根をつけていくとかなり広い空間に感じます。

自転車小屋の制作時間はGWの大型連休で材料買い出しなどの日数も含めると丸4日はかかりました。
といっても終わった後は達成感もありましたし、土間コンクリートDIYに比べたらはるかに楽でした。
最初はヨド物置の自転車置き場を買おうとしていたが・・・

自転車置き場にしなかった理由があって
①20万近くかかること。
②なんで壁の上部分があいてるの?雨かかるでしょ!っていうのと。
③道沿いにあるのでなるべく自転車を見せたくなかった。
この3つです。
高いので地元にあるDCMカーマでも安いのがあったのですが店員さんに自転車を置くのであれば、はみ出ますよといわれ断念。
自転車置けなかったら何に使うんだよと思いつつも
色々調べていく中で、ヨド物置しかないないとなりましたが3つの理由で単体で物置を買うことになりました。
さて問題はここからどうするか
選択肢は一択!自分でやるDIYのみでした。
結果としては
①費用は11万弱でおさえられたこと。
②雨がかからないよう壁を天井部分までおおうことができた。
③車通りの多い道沿いを壁で目隠しにできた。
私の場合は大工をしていたり趣味は日曜大工だったりと幅広くやっていたのでDIYで作るしかないという選択肢が出てからは、どう作るか材料はどうするかといったことに悩みだしていました。
多くの方は、DIYの選択肢が少ないかと思うので参考になればと思いブログで書いている次第です。
材料はどうするかですが、選択肢はおおまかに2つ
木で作るか単管パイプで作るか
なぜ小屋DIYの材料に単管パイプと角波板を選んだのか

木でするか迷いましたが、木での自転車小屋作りDIYはデメリットが出てきます。
小屋DIY木製のデメリット
一方で単管パイプのメリットはというと・・・
単管パイプDIYのメリット
やはり木製小屋は完成するとおしゃれな雰囲気を出せるのが魅力でしたが、メンテナンスもする必要がない単管パイプを選択。
あと図面も適当でなんとかなるのも単管DIYの魅力の1つ。
そしてここで問題がさらに1つ出てきました。
単管パイプをそのままで組むと工事現場間が半端なく出てしまうこと

なので単管を塗料で塗ることにしました。
単管は下地処理をしなくても、そのままで塗って食いつきがいいのもポイントの1つ。
私自身やっととれた大型連休で、その期間内に仕上げることを目標にやっていたのですが前日に塗れば翌日には乾いてるだろうと思ったのにその夜はなぜか寒くてあまり乾かないままに作業することに。(GWの5月)
それはいいとして黒に塗ることで単管パイプ独特の工事現場間をなくすことができました。

1本塗れてないのがあるじゃんとお気づきの方はいるかもしれませんが、なんせメモ程度の図面で書いたので現場でうまくいかなかったために1本買い足して調整したという流れです。
メモっていっても図面はどう書くの?と気になった方はこの記事を参考にしてください。
単管はスプレーなどで塗ると均一に綺麗に塗れるのですが・・・
スプレーが大量に必要になる。
コンプレッサーのスプレーガンを買ってまでとなると高い。
ミストが飛び散って微粒子の塗料が家周辺についてしまう。
と言う理由でローラーでペンキ塗りみたく塗りました。

単管を塗るにはコロコロ転がってしまうので、枕木に三角を作り転がらないように塗りました。
枕木がいまいちわからないよ!と言う方はこちらの記事を参考にしてください。
というわけでここからは自転車小屋の作り方をさらっと紹介しますので参考にして頂ければと思います。
自転車小屋をDIYした作業風景

自転車を使って実際にイメージするところから始まる。

「入口の幅はどれくらい必要なのか」
「出入りの時に自転車と体がぶつからない幅なのか、ストレスを感じないか」
などを実際に体感して図面を作っていきました。
横には物置があり、物置と同じ並びにしたほうが見栄えがいいけどせっかくのコンクリート面積が勿体ないために入口を斜めにすることに。
これが後で買い足すことになる唯一の失敗でした。

入口を斜めにすることによって単管パイプ1本ではクランプ金具が取り付けられないという重大なミスをしていました。
単管を組んでいった時に「あれ?1本じゃ無理だな」というわけで塗れてない単管パイプが1本あったというわけです。

かなり初歩的すぎるミス
こんな重大なミスをしてもその場で何とかなるのが単管パイプDIYの魅力です。
そんなミスをしてしまったメモ書き程度の図面がコレ

この図面をもとに単管パイプは何本いるのか。単管をつなぐクランプはどれくらい必要か下地に使う木材(タルキ)は何本いるのか、角波と波板は何枚必要かなど材料をリストアップしていきます。
CADができる方は使った方が確実に材料の買い足しなど失敗もないのでいいかと思います。
単管パイプは工事現場などの足場として主に使われているのですが、単管とクランプの抱き合わせで作っていく自由度のあるものなので私的には手書きの図面で十分です。
材料の買い出し

私が作った自転車小屋は3mの単管パイプなど規模が大きいため知り合いから2トントラックを借りて買い出ししました。
角波板があったコメリと単管パイプカットができるホームセンターの2つで材料の買い出し。

コメリドットコムで角波板を確保

それで角波の端っこを隠さないと手がきれてしまいケガをしてしまうのでコーナー出隅が必要になってきます。
これもコメリドットコムで出隅(でずみ)と検索すれば出てくるかと思います。


材料を塗装する

屋外なので木は塗装しないと虫がよってくるし、腐食しやすくなるので必ず塗る必要があります。
そして単管は工事現場感をなくすために黒色に塗りました。
自転車小屋DIYの開始です。

最初は土台ベースを固定するために振動ドリルでコンクリートに穴あけをしていきました。
使用した振動ドリル
このコンクリートもDIYしました。

がコンクリートの中にある砕石に当たったせいか、めちゃくちゃ硬かったです。
安物の振動ドリルじゃ絶対無理ですね。この振動ドリルでもかなり苦労しました。
土台ベースの場所はというと、実際に単管パイプを横に並べてこれくらいの位置でいいかなという感じで大まかに位置決めしました。

単管パイプを組み上げる。

単管パイプ組み上げは2人作業で行いました。
というのも1人で持ち上げて固定するのは無理があり、とてもじゃないけどやってられません。
単管パイプにタルキ止めクランプを取り付けていく。

指で回す仮止め程度で取り付けていきます。
タルキを取り付けていく

全体図がこんな感じで、長いタルキはあとで切っていきます。

角波板を取り付ける

インパクトドライバーを使用してひたすらビスを取り付けていきます。
はりつけていくと下地位置が分かりづらくなってくるのでそういった時は棒に目印をつければミスすることなく下地を取り付けることができます。

角波板を切るために板金用丸ノコ刃でカット


壁が終わり次は屋根になります。
波板を使って屋根の取り付け

波板の軒先を10センチくらい出し、平行になっているか確認をしてから屋根を張り出していきます。

波板を重ねて張っていくのですが、上下に注意しないと雨が中に入ってきます。

1枚目の基準になる張り出しが終わったので後は重ねて張っていくだけです。
自転車小屋DIY終了!

期間は買い出しもすべて含めて、丸4日かかりました。
今回の自転車小屋DIYは作り終わってからの達成感や充実感をすごく感じたし色々大変でしたがやっぱDIYって最高だなと改めて思いました。
もし気になった方や私も作ってみたいという方がここらへんどうやるの?といったことやわからないことがあれば、お問合せで気軽にメール頂ければと思います。
