大工作業がうまくになるにはどうすればいい?

どうもマエソンです^^

今回は、読者様とのやりとりをシェアしたいと思います。

サービス業兼任大工修理を担当している30代男性T様より

●軸組

プロではないのですが、大工修理を担当している者がいます。簡単な修理を行ったり

 棚や椅子を作っています。

 棚や椅子をよく観察すると、家の木の骨組みに似ています。柱や梁や筋交い、

床板を家具にうまく利用しています。建築の本でそれを「軸組」だと知りました。

担当者は「軸組」を利用していますが、独学なのでかなりガタガタです。

正しく「軸組」を勉強するにはどのようにすればいいですか。

(昔、新聞販売店で働いていました。チラシ入れの作業台を大工さんが作って

いました。縮小された「軸組」であり、職場のみんなが大喜びしていました。)

理想の段階ですが、私は建築大工技能士3級取得を目指しています。

合板のすばらしいサイトを作っていただき、本当にありがとうございます。

安くて使いやすい合板の日曜大工に強い興味を持っています。

 

 

マエソンの返信

◯◯◯様

こちらこそありがとうございます。

合板の日曜大工に慣れてくると、石膏ボードやキッチンパネル、タイルカーペットといった

住宅全般の仕上げが綺麗におさまるようになるので、合板の日曜大工は腕磨きとしてもオススメです!

その反面、合板の日曜大工は丸ノコが必須になるため、ケガには十分注意する必要があります。

私自身丸ノコを取り扱う上で守っていることとしては

・異音がしたら、無理に押し進めず、すぐとめる(後退させて、再度押し進めて、それでも異音がする場合は直線に切れていない、または刃の交換時期等)

・作業台は不安定ではないか、不安定な場所で切ろうとしていないか(片手で材料を持ち、片手で切るといったこと等)

この2つを守るだけでも十分な安全作業に繋がります。

 

 

>>理想の段階ですが、私は建築大工技能士3級取得を目指しています。

素晴らしいことです!3級と言えど、立派な国家資格ですので、大工を名乗ることができますからね^^
3級の取得はそれほど難しくありません。

3級の学科試験に関しては、過去問でどういった問題が出るかパターンを把握して、さらっと勉強すれば

合格できるほどの難易度で、実技は、3個ほど作って合格した記憶があります。

しかし2級は10個ほど実技を作っても時間がギリギリだったので、2級の難易度は

3級とは比べ物にならないほど高いので、2級はある程度の覚悟は必要です・・・

今、ほとんどの大工さんはプレカット主流のため、自分からプライベートな時間を使わない限り
学べないのがほとんどです。

また官公庁の仕事や、会社の信頼度を上げるためにといった会社都合で受けてる人もいたりますので
会場の雰囲気に圧倒される、そういった緊張はいりません^^

3級は簡単にいうと屋根の骨組みを作るもので、一番必要になってくるスキルは、墨出しです。

というのも合格に最も必要なのは、桁とたる木の線が合っているかどうかでして・・・

ホゾに関しては、のみを使って掘ることになりますが、完成すれば見えないのでごまかすことができます。

また墨打ちをするとき、水分の量が多いと、墨がはじいてしまい、線の位置が分かりづらいということと

仕上げが汚いと見られ、厳しい人が検査員だと不合格になりかねませんので、注意すべきところです。

と簡単な説明ではありますが、頑張れば、十分合格できる内容ですので、ぜひ挑戦してみてください。

 

 

>>正しく「軸組」を勉強するにはどのようにすればいいですか。

まず軸組を正しく勉強するには、仕口と継手をひたすら作るしかありません。

それにともない、大工道具の、のみ、かんな、さしがねが必須になるのですが、まず始めることは
のみとかんなの刃を研ぐことから始まります。
簡単にいえば、道具を理解することと、手先を器用にする練習みたいなものです。
おそらく、ガタガタというのは隙間がある、家具がぐらつくといったことでよろしいでしょうか?
隙間に関しては、まだ器用に道具を使いこなしていないこと
ぐらつきに関しては規矩術をある程度理解すればそう簡単にはガタガタしません。
なので仕口と継手を作ることからが正しい勉強の始まりなのですが、道具使いといったその始まりまでの道のりが長いです。
あくまで私の考えですが、のみ使いよりも、ノコギリを使いこなすことがよっぽど重要だと思っています。
というのもノコギリでギリギリのラインまで切ることができれば、のみの出番は少なくなります。
もちろん失敗すれば最初からになりますので、度胸試しとも言いますか・・・腕の見せ所ですよね
ノコギリでうまく切ることができれば、あっという間に作り終えることができます。
家具の軸組であれば2級建築大工の四方転びのイスにすべてがつまっていますので、最終目標としてもいいかもしれません。
その最終目標ができるようになったときは、旅館にあるイスの修復はそう難しくないはずです。(どんなイスかによりますが・・・)
ただ地道な、努力を積み重ねるしかありませんので、長いです・・・

 

 

T様の返信

最近ノコギリの切断に自信がつきました。前はノコギリ「だけ」で
真っすぐ切ろうとしていました。しかし、切断したあとを鉋(または鑿)で
微調整できる事を知ってから気持ちがかなり楽になりました。
ノコギリ切断はノコギリ「だけ」でやるべきですか?
またはノコギリ切断したあとは鉋(かんな)や鑿(のみ)で微調整するべきでしょうか?
ノコギリの実践をかなり行いましたが、鉋(仕上げ)がすごく重要な気がするのですが。。。

 

 

マエソンの返信

あくまで自分自身が全種類の継ぎ手と仕口を作ったうえで思った極論ですのであまり深く考えなくても大丈夫です^^
ノコギリがうまく真っすぐ切れるようになると、それだけノミやカンナの出番が少なくなるので早く作れるといったところです。
大工の世界でよく言われてるのは「早く作り終えるやつは手抜きかといえばそうではなく、むしろ仕上がりが綺麗」
時間をかけてるから丁寧な仕事をしてるというわけではなく→無駄が多く要領が悪いそして仕上がりが汚いということが多いです。
(あくまで大工の世界の話ですので、そんな話もありますよと参考程度に聞き流してもらってOKです)

 

>>またはノコギリ切断したあとは鉋(かんな)や鑿(のみ)で微調整するべきでしょうか?
 
微調整が必要だと思うのであれば、ノミやカンナはガンガン使いましょう!そのための道具です^^
またノミやカンナは徹底的に使わないと感覚や腕が上がらないので慣れてないうちは使いまくりましょう(笑)

>>ノコギリの実践をかなり行いましたが、鉋(仕上げ)がすごく重要な気がするのですが。。。

 
カンナで仕上げをしないというわけではなくノコギリの切断面はどうしても荒くなりがちなので仕上げは必要になる場面が多いです。
またノコギリでうまく切れないとカンナで粗削りをすることになってしまうので、道具の消耗にもつながります。
ですがそれもそれで愛着のわく1つの道具になります^^

 

 

T様の返信

いつもお世話になっております。返信は本当にいつでも結構です。
実は、自分なりにかなり実践し、建築大工の現場・入門書・動画に触れる事によって悟った事があります。
「墨付け」からやり直そうと思います^^。直線・直角からして全くできていません。。。
思い切って日曜大工とDIYの本を処分しました。日曜大工のやり方は趣味・娯楽であり、変な癖がつくのが
嫌だからです。
最近、プラスチックの墨つぼと、竹の墨さしを買いました。・・・もっともっと早く触れるべきでした。そして
一番感動したのが芯墨の墨付けです。
差し金で鉛筆の墨付けをしていて、「何か足りない」「線がずれる」と思っていました。特にサブロクの
構造用合板を切断する時にそれを感じていました。差し金で大きな合板を無理に切断しようと考えていました。
しかし、墨つぼで芯墨(基準線)を入れたら墨付けの精度が上がり、墨自体の濃さにも感動しました。濃いと
精度が上がると思います。

墨付けからやり直しです。やっぱり大工に触れる事が成長の近道だとわかりました。

前向きに日曜大工・DIYからは卒業します^^。
マエソンさん、『大工技術を学ぶ』、技能士試験の情報のおかげです。
大工技術は難しいですが、奥が深いし本当におもしろくなってきました^^!!!!

マエソンの返信

どうもマエソンです^^
処分ですか^^;趣味の延長でやってる人が著者の本は割とあるのでそれも正解かも知れませんね
>>一番感動したのが芯墨の墨付けです。
墨と水の配分次第で、飛び散ることになるので芯墨は難しいですよね
自分は1日乾燥させてからタオルで糸を1度拭き取ってもう一度戻すとちょうどいい墨の出具合になります。
>>差し金で大きな合板を無理に切断しようと考えていました。
さしがねを治具にして丸ノコで合板を切ってるということですか?
文章の流れでは、さしがねでひいた線で合板をカットしているということですよね?
サブロク板の長尺側は自作スペーサーで切断するのがオススメで、短い方はLアングルでのカットが一番です。
墨の練習として合板を使うのはとてもいいことです^^

合板は木表木裏を交互に組み合わせてるので、のこぎりの消耗が激しいかと思います。

合板は丸ノコ必須です。

なので角材で練習するのが一番いいかと思います^^

 

>>墨付けの実践をする為に、紙に鉛筆で墨付けして練習するか、現寸図を
書こうと思っていますがいかがでしょうか。木材に直接墨付けする方がいいですか

 

現寸図を元に作品を作るのでまずは木材の墨付けから仕口と継手をひたすら作るのが良いかと思います。
木材の墨付けの際は、竹の墨差しを使うのはいいことです^^
ですが、私が2級大工を受けたときは墨付けは鉛筆でしました。
なので絶対竹の墨付けじゃないといけない!というわけでもありません。
というのも竹の墨付けでは差し金で線を引き終わると差し金に墨が残ってしまい次第には汚れていき、限られた時間の中で竹を使うのは非効率でした。
2級大工試験は墨を残さなくてもいい課題(最後にカンナで削る)で、3級試験は墨付け通りきているか確認するために必要
実際の現場は鉛筆が大半です。
もちろん◯◯◯さんの自由ですが、墨ツボを使った竹の墨付けは作業に入るまで手入れもしないといけませんし、まめに汚れを拭き取らなくてはいけないことがあり
普段の練習では鉛筆を使った方が、一番大事な大工作業に専念できるので最初は鉛筆の方がいいかと思います。

 

>>軸組を習得する上で工務店で大工になるのが近道?

確かに転職するのが確実に近道ですが、専業となると給料はかなり低くなりますので注意が必要です。
(見習いからなので仕方のないことですが、家族持ちの場合の転職という意味)
求人内容は日給1万だったけど、「仕事ができないやつには給料を渡せない」となり
日給6000円になった同僚もいました。
最初は雑用から、認められたら新しい作業という順番だったり
確実に、大工全般の仕事を任されるようになるまではやはり時間がかかる所もあります。
また、実際のところ、現代の大工は のみ、かんな、ノコギリの出番はかなり少ないです。
インパクトでの締め付け作業だったり、コンプレッサーでひたすらくぎを打つといったボード張りや
合板張りなど、効率重視の建築作業が現代の主流なので、もしかしたら◯◯◯さんが求めている
大工作業ができないかもしれない可能性もあります。
そう言った意味でも、リフォーム、新築を個人でやっているところの方が学べる機会が多いと思います。
最終的には◯◯◯さんが決めることですが、こういったことも言わないと「あとで違った」とならないようにと思いまして・・・
私は日曜大工で少しづつ仕口や継手や色んな物を作ってみて、考えてもいいのではないかなと思います。