お部屋の印象をガラリと変えてしまう内装のクロス壁紙
自分お好みの色を選んだり、模様で迷ってしまうほど種類は豊富にありますよね
こんなはずじゃなかった!イメージと違う!なんて話は結構あります
目次
クロス選びを失敗してしまう一番の原因は・・・
注文住宅やリフォームのパンフレットで選んでしまうことです
パンフレットや好みのクロスをネットで調べておおまか頭の中でイメージしてしまうことがなぜダメなのかというと
実物の質感や色合いが違うことがあるからです
模様にも様々な種類があります
どのような模様があるのか少しおさらいしてみましょう
クロスで最も人気な織物調
クロスの王道と言っても過言ではない織物調です
縦と横にクロス状に線が入っている柄です
まず織物調にも『まだら模様』と『縦と横に綺麗に入ったライン』2つがありますが
織物調=まだら模様
おそらく見たことが無い方が珍しいと思います
(壁紙をそんな間近で見たことが無いんだけど・・・って声が聞こえてきそうですが)
そして最もポピュラーな色が白色になります
なので、さらに付け加えると白の織物調がクロスの王道です
なぜ織物調が主流なのか
織物調のクロスは基本的に分厚い物が多く、模様がまだらなため
クロス割れが目立ちません
(クロスの前にある壁のつなぎ目が浮き上がり線が見えること)
また壁をとめるビスの穴もポツンと見える場合がありますが、これも目立ちません
ここで問題:壁の継ぎ目とビス穴を探してみよう!
正解は・・・
ちょっと難しかったですかね
といっても光も調整してナナメから見えるように撮っているので、正面からは全く見えません
間近でみてやっとわかる程度です
ちなみに施工不良や欠陥レベルではありません
織物調は、浮かび上がりが目立たないことがメリットの一つであることを覚えておきましょう
クロスの石目調と布調
基本的には、織物調以外は浮かび上がりが出やすい壁紙だと思った方が無難です
これはクロス屋さん次第とも言えますが、クロス最大の宿命はクロス割れを防ぐことが難しいことです
実際の建設現場では浮かび上がりを処置するパテ処理を何回も上塗りして目立つことを防いでいますが
住宅でのそのようなパテ処理は建築費用から考えると、厳しいのが現状
しかし、クロス屋さんがよほど雑な仕事をしない限りは気になってしょうがないほどの目立ちはないです
ですが!
浮かび上がりが起こりやすい種類というのは頭の中に入れておいた方が良いです
ここまでで種類はおおまかにわかったと思います
では実際に失敗しないクロス選びはどうすればいいのか
写真パンフレットではなくサンプルを実際に見たほうが良いのですが
ここでも失敗しやすい原因の一つです
サンプルは大まかに、頭の中でイメージしなければならない
手のひらサイズのサンプルと実物というのはかなり印象が違う場合があります
織物調はわりとイメージ通りに行くことが多いですが、それ以外のデザインにこだわったクロスは
まぁ貼ってみないとわからないことの方が多かったです
『あぁこうなるんだ・・・』という貼り終わってから部屋全体のイメージをつかめるといったところです
『イメージと違う』となったら、もう手遅れです
本当にクロスというのは選びだしたら悩みますが失敗したくないのであれば、慎重になる必要があります
しかしクロス選びを失敗しないための対処法は2つ
その1:展示場へ足を運ぶ
クロスやカーテンは個人的になりますが、いつもサンゲツを選んでいます
リフォームする会社やハウスメーカーによっては取り扱っていないデザインがあるかもしれませんが
取り寄せるのでこれを貼ってください!と交渉するのもありです
また壁紙屋も意外と隠れ家的な店があるので調べて通ってみるのもありです
国内では取り扱っていない、海外の一風変わったデザインなど取り寄せている店があるので楽しいですよ
ただ余計に迷うことになるかもしれませんが・・・
その2:ネットでサンプルより大きいものを買ってみる
展示場へ足を運ぶ、時間やお金が勿体ないという場合は実際に型番をメモしておいて買ってみましょう
今ではDIYブームが盛り上がってきているためなのか、のり付きクロスが出ているほどです
選ぶときは、のりがついていないクロスを選んでみましょう
のり付きでもシートがあるので問題はありませんがお金が少し高くつきます
オススメのショップ
届いたら、実際にどんなイメージになるのか誰かに持ってもらい雰囲気をつかみましょう
手のひらサイズと1mサイズでは全然違います。
クロス選びに失敗してしまった時の最終手段はDIY
お金をかけたくない場合の最終手段ですね
やはり自分でやるのは安いですが、失敗しやすいこともあります
ここで冒頭に戻る白の織物調が王道だと言いましたが
DIYにも最適で失敗にしにくいクロスになります
なぜ白なのか
これは悪い例としてみてほしいのですが
白く垂れたような跡がありますが、これはクロス裏につけるのりです
のりを綺麗に拭き取らなかった、また貼るのに時間をかけ過ぎて固まってしまったことが原因です
接着剤は固まると白くなるので、貼り終わった時は問題なかったが日当たりのいい日に目立つようになることがあります
また浮かび上がりを防ぐための、パテ処理も白色が主流なためカッターでクロスを切る時にジョイント(クロスとクロスの間)
が目立たないことがあります
クロス道具もそれほどお金がかからない
買うショップによっては初心者セットでついてくることがあります
ジョイント部分を消すマストアイテム(白限定)
まとめ
・デザインも重要だが、種類によってはクロス割れなどの浮かび上がりがある
・展示場へ行くか、ネットでサンプルより大きめのクロスを買ってみてイメージをつかむ
・どっちもめんどくさいなら、一か八かで勝負してみる
・勝負に失敗してお金をかけたくないならDIYする
クロス選びは悩みますが、失敗すると余計に費用が掛かるか、我慢するの選択肢になるので
じっくり考えていきましょう