サンダーは、サンディングという意味で、サンド、つまり砂、が語源で、ヤスリがけをして研磨するための工具になります。
目次
電動工具サンダーはどんな時に使うの?
ザラついた木材の表面をスベスベにする
塗料剥がし(塗装前の下地づくりも)
とがって指に刺さるようなバリを取る
パテ研磨(へこみを埋めるために使用する粘土みたいなもので、乾燥させると固まります)
サビ取り
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サンダーの種類はおもに3つ
これから紹介するサンダーで見てほしいところは、シンプルにカタチになります。
そのカタチや機能により使い道が、大きく変わっているので何が自分にあっているのか見ていきましょう
カタチは四角、丸、三角になっており、最後はベルトコンベア式になります。
オービタルサンダー(四角型)
最も使われているサンダーであり、サンダーと言えばこのオービタルサンダーです。
オービタルサンダーは、おもに平らな面を削ること、綺麗な仕上げをするためのサンダーになり
カタチに丸み(曲線)があるものや、早く広い面を強く研磨することは不得意なサンダーと言えます。
仕上げが得意なため、研磨力は弱くですが、手でヤスるより綺麗に早く仕上げることができます。
オービタルサンダーが人気なわけの1つ、それは・・・
専用サンドペーパーを買わなくてもいいことにあります。
いいかえれば、そのメーカーのその機種じゃないと使えませんというのが最も少なく
カタチがあわなければ、ハサミでカットすれば使えたり、ペーパーを取り付けるものが
金属のクランプ式が多いので対応できることがオービタルのメリットでもあります。
1枚、数十円でおさまるサンドペーパーでも使えることができるので、買った後の低コストでお財布に優しいのです。
ランダムサンダー(丸型)
ランダムサンダーとはオービタルに比べて、全体が円を描くように回り研磨していくサンダーです。
「ランダム」はその名の通り、場所を問わずおおかまに削る自由度が高いサンダーになり、粗削りに適してるサンダーで
カタチも丸いことから、曲線や丸みのある材にも適しています。
前後の振動と回転力のダブルアクションや、オービタルに比べて研磨力が強いものが多いので
早く、広い面を強く研磨するのは得意だが、綺麗な仕上がりは苦手とするサンダーです。
またランダムサンダーは専用のペーパーをつかわなければいけないことがおおく、貼り付け方法も工夫されているので
他メーカーを使うことができないなどがあり、ペーパー代が高くなってしまいます。
先端を取り替えることで、金属研磨にも使える
先端のヤスリペーパーを、バフとよばれる布などでできた磨き用のパッドを取り付け、低速で使用すれば
「バフ研磨」と呼ばれるものをすることができます。
なのでそういったバフ研磨をするときは、強弱のコントロールがきく、スピード調整機能があるといいです。
しかしトータルで見ても、ランダムサンダーはスピード調整があると、自由度がきくので必須と言えるでしょう。
オービタルサンダーとランダムサンダーの違いは?
決定的な違いは、ランダム(マル型)はダブルアクション(振動+回転)があるため研磨力は強く、広い範囲を早く削ることには有利ですが
慣れていないと最初は削りすぎてしまうことも
オービタル(四角)は研削力は劣りますが、削りすぎないので扱いやすく力が平均的にかかため均一な研磨がしやすいといえます。
なのでランダムサンダーは基本的にサンダー初心者には扱いが難しいです。
マルチサンダー(三角型)
オービタルサンダーと仕組みは同じで、三角のカタチをしたサンダーで
コーナーサンダー、デルタサンダー、マウスサンダーとも呼ばれていて、主に角を削るためのサンダーです。
この三角がミソになっている
例えば、1からつくり組み上げていくならマルチサンダーはいりません。
しかし作られたものなどでは、どうしても届かない角を削る必要が出てきます。
そんな時に、四角のオービタル、丸のランダムでは苦戦するか、解体しなければならず手間が増えてしまいます。
トータルでいえば、リフォームやデザインがこった塗装はがしにはもってこいのサンダーなのです。
三角サンダーはランダム同様に三角のカタチをしてマジックテープで取り外しするするため専用のサンドペーパーを
使う必要があり、ランダム同様ちょっとお金のかかるサンダーでもあります。
サンダーの選び方のポイント
オービタルサンダーにはワンハンドのミニタイプとワイドサイズがある
ミニサンダーは小さい範囲で充分という人向けで、小型なのでワンハンドで持ちやすく収納も場所を取らないメリットがあります。
ワイドサイズは最初に紹介した長方形の四角のサイズで、これが標準のオービタルサンダーといわれるものです。
簡単に言えば、ミニサイズでいいか、ちょっと大きいサイズでいいか、というシンプルなものなのであまり深く考えなくても大丈夫です。
取り付け方法はマジックテープ?フック?
オービタル(四角)は金属のフックでかけるクランプ式と呼ばれるもので
ランダム(マル型)、マルチサンダー(三角)はマジックテープ式がおおいので
一応確認しておきたいところ
DIY日曜大工で、たまにしか使わないかもという場合は、使用枚数でコストがかかるという心配もしなくていいので
あまり気にしなくてもいいポイントです。
またマジックテープ式にもメリットがあって、クランプ式と比べると取り外しがストレスなく交換できます。
[voice icon=”https://maeson-gt.com/wp-content/uploads/2018/06/2オニャカタ吹き出し.png” name=”オニャカタ” type=”r”]クランプ式は仕上げの時サンドペーパーの型番を変えていくことが多いからストレスを感じるニャ!けどマジックテープはバリッと剥がしてペタッつければ始められるのが最大のメリットでもある![/voice]
吸じん式と非吸じん式
サンダーを使うと、削った研磨カスが飛び散って作業服などに粉っぽいものがついてしまいます。
作業場所も粉塵がまってしまうなど汚れてしまいます。
そこでその、研磨カスを吸い取ってくれるのが「吸じん」と呼ばれるものです。
完全な吸じんとは言いがたいですが、ついてないよりはついてた方がマシという感じです。
吸わない分に飛び散るので、選ぶなら吸じんタイプを選びましょう。
もちろんついていないことにより安いモデルもあれば、そうでないモデルもありますので
とりあえず安くという選択をするなら非吸じんを選択するのもありですがオススメはしません。
サンダーの選び方まとめ
・オービタルサンダーにはミニサイズと標準サイズがあるが、明確にやるところが決まってない時は標準サイズがオススメ
・ランダムサンダーを選ぶなら、スピードダイヤル調整機能ありがオススメ
・吸じんタイプを選ぼう
・クランプ式は、ペーパーコストがかからないが交換のときに手間
・マジックテープ式は、ペーパーコストがかかるが、交換のときにラク
おすすめの電動工具サンダー
最もオススメするオービタルサンダー
マキタ仕上げオービタルサンダー
吸じん機能あり、両手で使えるよう手前に持ち手があり、安定した研磨作業ができる仕上げ向けのオービタルサンダー
握り方次第では、自在(両手持ち・ハンドル持ち・トップ持ち・ボディ持ち)に変えることができ、ボディ形状はエルゴノミックデザインにより握りやすく
レバー式クランプ採用によりペーパー交換がラクになりました。
ザ・オービタルサンダーといえばコレと言っても過言ではないほどで、低重心からなる綺麗な仕上げをすることができるサンダー
基本的には「ただサンダーがどんなものかサンダーで磨きたい」という感じならこれがオススメです。
スピード調整吸じん機能付きランダムサンダー
マキタランダムサンダー
実際に使った時は、さすがマキタの上位機種だと思いました。負荷をかけたときの回転ダウンなどもなく、研磨中にサンダーが暴れる感じやコントロールしにくいなどもありません。
マルチサンダーの低価格のものをつかってみるとわかるのですが、最初は慣れていないことも含めても暴れるといった印象が強いです。
いかにコントロールするかの勝負です。研磨どころではないのが悲しいところでもあります。
ランダムサンダーは取り扱いが難しいと説明しましたが、このランダムサンダーは別物です。
変速も大変スムーズでありながら、パッドの交換もストレスがなく、音も安物とは比較にならない静けさです。
ワンハンドランダムコードレスサンダー
ブラックアンドデッカーランダムサンダー
ワンハンドで気軽に広い範囲をざっくり研磨する、コードのないバッテリータイプのランダムサンダーです。
コードがないため引っぱらなくてもラクに作業開始できるのが最大のメリット!
またブラックアンドデッカーはDIY工具で人気上位に入るためバッテリーラインナップも豊富でブラックアンドデッカーマルチエボにも対応したモデルです。