電動工具には現場職で使うプロ用と家庭で使用するDIY用の2種類があります
パッと見て、同じ形をしているように思いますが何が違うのでしょうか
プロ用モデルの特徴
過酷な現場作業に耐えられる
プロ用は過酷な現場で使用するため、長時間連続作業や過酷な環境に耐えれるように作られています。
[aside type=”warning”]過酷な現場とは…
雨が降っている中での屋外作業
湿気の高いところや狭い場所での屋内作業
粉塵やほこりが飛び散る作業場所
[/aside]
DIY工具と比べると品質の高い素材が使われていることが多いため、耐衝撃に強く、破損しにくいのが特徴
また耐久性の他にも、高パワーのためビスやネジを早く締めることにも特化しています。
(1秒の違いがその日1日の作業時間がかわってくるなど)
DIY工具は長時間連続使用を想定していないためバッテリーや本体を保護する機能が、過度に作動することもあります
そのためプロ用モデルは価格が高くなっています。
バッテリー容量
プロ用の高価格の大半がバッテリーになっており、丸一日、ハードな連続作業を想定しているためです。
なのでバッテリー単体ではかなり高くなることもありますが、使用しているニーズが多いために純正品ではない
社外品の安いバッテリーが多いのも特徴。
DIY工具と比べると純正品以外のバッテリーのラインナップは多くなります
このような感じです
DIY用モデルの特徴
DIYモデルは過酷な作業現場や長時間連続使用を省いた家庭用のモデルのため、低価格が実現しています
例えば、長時間連続使用というのは、段取りが完璧でネジやビスをひたすら打つといった作業を連続ですることです。
効率を求める作業では負荷がかかり、DIYモデルにおいては故障の原因にもなります。
耐久性が低いと言っても、DIYモデルの性能が劣っているわけではなく、休日での軽作業やたまに使う程度であれば十分に長持ちします
DIYモデルのバッテリーの容量と耐久性
DIYモデルは容量が少ないため、低価格を実現しています。
プロ用と比べると劣りますが、使用頻度が低くなることが多く、大容量のバッテリーでも寿命に関してはあまり変わりがないので
正しい使い方や正しい保管方法をすれば長持ちさせることも可能
プロ用のバッテリーとDIY用のバッテリーの互換性
大手メーカーの代表例
マキタの場合はプロ用とDIY用バッテリーは区別されており互換性がないのが大半
日立工機はDIY用モデルにプロ用バッテリーが採用されているため互換性あり
ブラックアンドデッカーはDIY専用メーカーなのでバッテリーの互換性を気にする必要がない
(あくまでも互換性に関して特徴をわかりやすくしているため型式によっては対応していない場合があるのでご注意ください)
なぜプロ用電動工具には色んなカラーがあるの?
プロ用モデルはカラーラインナップが豊富で、色を選ぶことができますが、DIYモデルはメーカーが決めた色以外はありません。
この答えはとても簡単で、プロ用などの現場は色々な職種の人が作業する場所でもあります。
そんな中、同じ工具で同じ色の場合、間違えて使用したりそのまま持って帰るかもしれません
出入りの多い現場の職人さんがパッと見判断できるようにカラーラインナップが多いのです。
これは自身の話なのですが、基本的に仕事仲間とは同じ工具を使用することが多いために同じ色にした場合
置いておいた工具の場所を覚えていても、同じカラーだとやはり自分のかどうか、キズや印を見て確認していました
それで何度か間違えて使うこともありました。
まとめ
DIY用工具を長時間連続使用で効率的に使ったことがありますが、やはり不具合が起きて故障しました
小難しいことは言わずに簡単にまとめますと
電動工具を一息置かずに効率的に仕事をするのならプロ用モデルを選びましょう
それ以外で使用頻度も日曜大工程度の予定ならDIYモデルをオススメします